【御祭神】 |
武甕槌大神 (たけみかづちのおおかみ)
神代の昔、天照大御神のご命令によって出雲の大国主命と国譲りの話合いに赴きこれを達成させ、また当時の国中を歩かれて日本統一の大業を成しとげられた建国の大功神。 |
【御神徳】 |
国家鎮護・開拓・武道・商工業・交通安全・安産・縁結び・農漁業の守護神として広く崇敬を集めており、とくに御祭神である武甕槌大神は武道の神として名高く、武道関係者から篤い尊崇を集めている。 |
【御由緒】 |
初代神武天皇が神恩に感謝し、即位の年に使いを鹿島に遣わして神宮を創建されたと伝えられる。全国約600社の鹿島神社の総本宮としても知られる。
平安時代の延喜式神名帳で、「神宮」の称号が使われているのは、伊勢の神宮・鹿島神宮・香取神宮のみで「三神宮」と呼ばれている。 |
【祭礼】 |
【例 祭】…毎年9月1日に執行。鹿島神宮で年間を通し最も重義の祭典。天皇陛下より御幣帛を戴き(午年・子年には勅使が参向し祭典に奉仕)、献幣使を迎え氏子崇敬者の総意をもって大祭が奉仕される(12年に一度の午年毎に御船祭が執行)。またこれに付随し、神幸祭にて行われる提灯まち神事も有名。
【祭頭祭】…3月9日に行われる春の大祭。鹿島神宮を中心に広がる50の氏子地域から2地区が選出され祭礼にあたる。それぞれ5歳ほどの男児を大総督として先頭に、色鮮やかな祭衣をまとった一団が6尺の樫棒を組んではほぐしながら神前へ進む祭頭囃し(国の重要無形民俗文化財)を奉仕する。「鹿島立ち」の語の通り、日出る東の地に鎮座し「出立・始まり」を司る鹿島の神の御神威を示す鹿島神宮固有の祭りといえる。 |
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<【文化財等】 |
【国宝】 直刀 金銅黒漆塗表文拵、附刀唐櫃
【重要文化財】
本殿・石の間・幣殿・拝殿・奥宮本殿・楼門・仮殿・梅竹蒔絵鞍
【茨城県指定文化財】
銅印・黒漆螺鈿蒔絵台・木製狛犬四躯・陶製狛犬三躯・景安大刀
軍扇・石灯籠・鐃
【茨城県指定天然記念物】 鹿島神宮樹叢 |